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2009 Fiscal Year Annual Research Report

老年期脳外傷者の社会参加を促すプログラムの作成

Research Project

Project/Area Number 20592668
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

高橋 景子  Fukushima Medical University, 看護学部, 准教授 (30341788)

Keywords老年期脳外傷者 / 高次脳機能障害 / 認知機能低下
Research Abstract

平成21年度は老年期にある脳外傷者で高次脳機能障害を有しながらの生活状況を明らかにすることを目的として実態踏査を実施したので報告する。
調査方法:NPO法人脳外傷友の会正会員・準会員会長宛に調査依頼し、本研究目的に合致する会員の家族に調査票を配布・記入を依頼した。送付数は310部であった。記入後は返送を依頼し、倫理的配慮としては返送されたことで調査を了承されたこととした。
返却された調査票は54部であった。
調査の回答から当事者は男性47名、女性6名であった。年齢は平均68.4歳(50歳~87歳)受障を受けた年齢は平均58.5歳であり、受傷から平均8.8年(37年~2年)が経過していた。主な介護者は男性が12名、女性が39名である。そのうち、配偶者が37名で全体の70%におよぶ。
介護者の年齢は59.8歳で、配偶者においては62.3歳であった。当事者の身体障害の状況は、(複数回答)手足の麻痺13名、手足のふるえ4名、歩行時のふらつき28名、飲み込み(嚥下)が悪い13名、その他失語症が1名であった。また、障害者手帳の所有については身体障害者手帳が19名、精神障害者保健福祉手帳が12名、身障・精神とも所有している者は7名であった。
高次脳機能障害の認知・行動面の障害については53名が何らかの物忘れが存在していた。計画的に行動を成し遂げる困難さについては52名が、集中力の欠如に関しては51名が不自由さを感じていた。さらに短気であることや対人関係、病識がないなどの高次脳機能障害に悩まされていると主に介護に当たっている家族は答えていた。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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