2008 Fiscal Year Annual Research Report
認知症高齢者のアクティビティケア評価指標:看護と介護の共同モデルの開発
Project/Area Number |
20592680
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
青柳 暁子 Okayama Prefectural University, 保健福祉学部, 講師 (90390252)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 真寿美 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (70128065)
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Keywords | アクティビティ / 看護と介護の協働 / 認知症高齢者 |
Research Abstract |
本研究では、アクティビティケアを「利用者のライフスタイルを尊重する、その人らしい生活のための援助」と考える立場をとり、現在、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設の看護職・介護職が提供している「その人らしいライフスタイルを尊重するケア」と「その評価」の分析によってアクティビティケアの主たる提供者である看護職・介護職の共有できる評価指標の要素を明確にし、それを基盤としてアクティビティ評価指標の作成を行うことを目的としている。 認知症高齢者へのアクティビティケアは他職種の連携によって実施され、特に利用者の生活に直接関わる看護職・介護職の協働は必須である。しかし、介護保険施設の現場では、アクティビティケアに対する明確な認識と効果測定の指標が不明確なため、職員は各々の認識に基づいて判断しているのが現状と考えられる。認知症高齢者への効果的なアクティビティケアを提供するためには、職種の違いを超えて共有可能な評価指標を開発することが重要な課題である。 本年度は評価指標の基盤となる項目等を決定するためのアンケートを作成している。アンケート作成中に追加資料が必要であることが判明したため、追加調査を行い、現在追加調査の分析結果を既存資料に追加してアンケートを現在作成中である。
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