2009 Fiscal Year Annual Research Report
ターミナル期の在宅療養者と家族が納得できる最期を支える訪問看護援助モデルの開発
Project/Area Number |
20592682
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
川上 理子 Kochi Women's University, 看護学部, 准教授 (60305810)
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Keywords | 在宅療養 / 訪問看護 / 家族 / 高齢者 / 看取り |
Research Abstract |
研究目標を2達成するために、面接調査の分析結果をもとに質問紙を作成し、A県の訪問介護支援事業所に所属するケアマネジャー180人にアンケート調査を実施した。アンケート調査の回収率は56%であった。結果はコンピューター入力し、現在、SPSSを用いて分析中である。また、自由記載をカテゴリー毎にコード化しケアマネジャーの在宅療養における課題をまとめている。 さらに、研究目標3を達成するために、対象者:A県・B県の訪問看護ステーション20ヶ所のいずれかをターミナル期に利用していた在宅療養者の家族のうち、療養者が亡くなって概ね6ヶ月以上2年未満の家族員(悲嘆のプロセスは通常6ヶ月~1年程度と言われており、振り返って語ってもらうため、悲嘆のプロセスを経て記憶が曖昧になる前の2年以内を基準の目安とする。)に対し、家族の看取りの体験についてインタビューを実施するため、文献検索とインタビューガイドの作成を実施中である。この調査はグランデッドセオリーを用いて、比較分析しながらデータ収集をし、分析を行っていく。データ分析に際しては、がん看護学における研究のエキスパートである大学教員を中心に、在宅看護学・家族看護学の研究者である大学教員にそれぞれスーパーバイズを受け、分析の真実性の確保に努める。
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