2009 Fiscal Year Annual Research Report
潜在看護師の自己効力感を強化する訪問看護継続教育プログラムの開発とその評価研究
Project/Area Number |
20592694
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
冨安 眞理 Seirei Christopher University, 看護学部, 講師 (50367588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山村 江美子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 講師 (90340116)
鈴木 みちえ 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (50300166)
神庭 純子 西武文理大学, 看護学部, 准教授 (20440589)
藤生 君江 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 教授 (10249245)
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Keywords | 訪問看護 / 潜在看護師 / 自己効力感 / 継続教育 |
Research Abstract |
平成21年度は、潜在看護師の自己効力感を強化する訪問看護継続教育プログラムを行い、看護師養成校を拠点とした訪問看護への再就業に有効な教育プログラムのあり方について検討した。 対象は、S大学同窓会を通じて研究協力の意向を示した参加者14名である。 教育プログラムは、1)2009年11月23日(講義90分・演習90分)、2)2010年3月14日(ケースメソッド90分・パネルディスカッション90分)とした。調査項目は、1)対象者の属性、2)訪問看護への就業の意向、3)訪問看護に関する知識(15項目)、4)再就業に必要な学習環境、とした。なお、就業意向及び知識については、プログラム前、プログラム直後、1ヵ月後に対応のあるt検定を行った。プログラム参加者12名(回答率85.7%)から回答を得た。平均年齢は38.7±7.5歳で、現在就業中は41.7%、就学中は33.3%、無職は25.0%であった。看護職としての実務経験年数は、9.7±6.6年であった。プログラム実施直後の就業意向については、あり41.7%、ややあり8.7%、どちらともいえない33.3%、ややなし8.3%、なし8.3%、であった。また、実施直後の訪問看護に関する知識平均得点は、12.7±0.3点であった。看護就業意向および訪問看護に関する知識は、プログラム前後で有意な差は認められなかった。再就業にあたり必要な学習環境として、「学習を継続するために、励ましあえる仲間がいる」100%、「休日でも使用可能な学習施設の開放」84.6%、「素朴な疑問であっても対応してくれる指導者の存在」84.6%、があげられた。 プログラム前後で就業意向及び知識に有意な差はみられなかったが、就業への関心の継続及び知識の定着はみられた。また再就業に必要な学習環境への関心は高かった。今後、看護師養成校が拠点となることで学習環境を整えることができる可能性が示唆された。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
冨安眞理
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Journal Title
平成20・21年度 ケース・ライティング研修 作成ケース集用ティーチングノート((財)国際開発高等教育機構(FASID))
Pages: 13-15
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[Journal Article]2010
Author(s)
冨安眞理
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Journal Title
平成20・21年度 ケース・ライティング研修 作成ケース集((財)国際開発高等教育機構(FASID))
Pages: 29-36
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