2009 Fiscal Year Annual Research Report
子宮癌手術後続発性下腿リンパ浮腫のためのセルフケア介入プログラムの開発
Project/Area Number |
20599021
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
佐藤 真由美 Hyogo University of Health Sciences, 看護学部, 助教 (40375936)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 禮子 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (90132240)
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Keywords | 子宮がん / 続発性リンパ浮腫 / セルフケア / 介入プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は、子宮がんに罹患した患者が、疾患と手術療法に伴う自己の身体(病態)を正しく理解し、自ら回復を促進させるセルフケアを習得し、子宮がん手術後の、続発性下腿リンパ浮腫を発症させない社会生活の維持を目指すことができるように、構造化したセルフケア介入プログラムを開発し、実際に適用、評価して、精錬することである。【平成21年度実施成果】I.介入プログラムの考案:子宮がん手術後続発性リンパ浮腫を発症している患者が抱えている身体・心理・社会的問題を解決し、安定した生活を送るためには、現行の手術後複合的理学療法ではなく、手術前からの積極的介入が必要であり、患者に関わる全医療従事者が統一して治療・ケアを提供できること、さらに、時間・質ともに効率の良いセルフケアの必要性に応じた内容、及び構成を明確にした介入プログラムを考案した。本プログラムは、1.子宮がんに罹患した患者が、疾患と手術療法に伴う自己の病態を理解する、2.子宮がんに罹患した患者が、自らリンパ浮腫の回復を促進させるケアを系統的に習得し、継続して実践出来る内容とした。1)手術前教育:(1)子宮がん手術後リンパ浮腫のセルフケアについて。(2)医療用ストッキングの装着方法の説明および着脱。2)身体状態・セルフケア実施状況:(1)下肢の計測記録、(2)医療用ストッキング装着状況、3)QOL把握。II.考案したセルフケア介入プログラムの臨床適用:考案した介入プログラムを研究協力施設において臨床適用を現在実施している。確実な実践に結びつけるためには、臨床適用実施の症例数を増やす必要があり、来年度も引き続き考案した介入プログラムを臨床適用し、結果を分析・評価し、精錬する計画である。
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Research Products
(2 results)