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2010 Fiscal Year Annual Research Report

PDCAサイクルに基づくFDカリキュラムの開発研究

Research Project

Project/Area Number 20600013
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

岡田 佳子  長崎大学, 大学教育機能開発センター, 准教授 (40363345)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 丹羽 量久  長崎大学, 大学教育機能開発センター, 教授 (90448499)
山地 弘起  長崎大学, 大学教育機能開発センター, 准教授 (10220360)
KeywordsFD / PDCAサイクル / 高等教育 / 教育改善
Research Abstract

本年度は、FDの三つのレベルである(1)授業(教員対象)-(2)カリキュラム(部局対象)-(3)組織(大学全体)のうち、前年度に課題として残されていた(2)カリキュラム(部局対象)と(3)組織(大学全体)のレベルに焦点をあてて検討した。その中でもとくに、近年注目されているマネジメントレベルのFD(リーダーシップ開発)と学生参加による教育改善施策の在り方について、海外調査と国内活動から留意点を整理することを試みた。まず、海外調査(2009年6月に国際教育開発コンソーシアムおよび同9月に米国内の2大学)では、外発的な文化変容の圧力への不満が各国で共通して現れていることから、(1)教育開発スタッフ自身が変容を推進する立場とそれに抵抗する心性の双方を抱えながら各種対処資源を提供していかざるを得ない、(2)ミドルマネジメントとの情報交換・意見交換のチャンネルを確保し維持することが枢要、(3)教職員の過重な業務負担を軽減するようなツール開発・教材開発支援などを強化すべき、といった示唆が得られた。また、学習アウトカムが成果指標として求められるようになった今日、学生の協力を得た教育改善(学生FD)の仕組みとして、"Students Consulting on Teaching"(SCOT)プログラム(米国ユタ州他の大学)が注目された。次に、国内活動では、例えば長崎大学での学生FDの実現に向けて、長崎大学「学生による教育改善のための協議会」において、学生FDを推進する先進事例(岡山大学、立命館大学など)を紹介するとともに、学内関連組織の連携を支援した。それに基づき、京都大学の大学教育研究フォーラム(2010年3月)で実践報告と意見交換を行った。
PDCAのうち、CheckとActionに関わるフィードバックループの未熟が指摘されてきたが、大学トップと学生とをつなぐ役割を教育開発スタッフが担うことにより、今後、FDのCとAの部分、ひいてはリーダーシップ開発の一端が開かれることが期待される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ラウンドテーブル「学生とともに進めるFD」(長崎大学の事例)2011

    • Author(s)
      岡田佳子
    • Organizer
      京都大学・第17回大学教育研究フォーラム
    • Place of Presentation
      京都大学
    • Year and Date
      2011-03-18

URL: 

Published: 2012-07-19  

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