2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20604006
|
Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
梅川 正美 愛知学院大学, 法学部, 教授 (30135280)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉持 孝司 南山大学, 大学院・法務研究科, 教授 (00153370)
渡名喜 庸安 琉球大学, 大学院・法務研究科, 教授 (50125788)
太田 正登 金城学院大学, 現代文化学部, 教授 (70233145)
|
Keywords | テロリズム / 治安 / 安全 / 民主主義 / 軍隊 / 警察 / ムスリム / 多文化 |
Research Abstract |
(1) (研究会)科研チームの研究会を10月1日に行い、梅川よりイギリス議会のイラク戦争検証委員会について、太田よりEUのテロ政策について、渡名喜より日本の海賊法についての報告が行われ議論した。 (2) (イギリスの研究者との連携)特にイラク戦争検証委員会の実態と評価に関して、これまでの科研グループの研究をふまえて、11月28日に梅川レポートをメールでマッケルダウニー教授に送付した。教授からは12月1日にコメントが来て、これにそって梅川から12月20日にペーパーを送付した。その後、科研グループ4人で渡英して12月28日にイギリスで教授とセミナーを行った。教授からはさらに新なペーパーが出され高い水準の議論をした。 (3) (イギリスの前内務大臣との面会)イギリスのテロ対策の立法と実施は前内務大臣のブランケット議員が、その責任を負っていた。そこで梅川は3月に渡英し3月15日にロンドンの彼のオフィスで面会した。テロ対策の基本精神などを聞いたが、中心人物の実感を踏まえた極めて有益な情報を得た。 (4) (国際比較研究チームの形成)これまでの日英比較の研究チームに加えて国際比較チームを形成した。メンバーは以下の通りである。第1部・理論(法哲学:堅田・愛知学院大学教授、国際法:富岡・名古屋経済大学教授、国際政治:太田・金城学院大学教授)、第2部・欧米(アメリカ:佐藤・静岡大学教授、イギリス:倉持・南山大学教授、フランス:西村・金沢大学教授、ドイツ:中谷・愛知学院大学教授、イタリア:鈴木・熊本大学教授)、第3部アジア(日本:渡名喜・琉球大学教授、中国:柴田・愛知学院大学教授、韓国:金・名城大学研究員)より成る。 (5) (研究書の出版の準備)上記の国際比較のチームで「テロ時代の安全保障の国際比較」に関する研究書を法律文化社より2013年に出版する手はずを整えた。これは学術的に非常に重要な貢献になる。
|
Research Products
(6 results)