2010 Fiscal Year Annual Research Report
携帯電話で使うインタラクティブ野外観察ガイドの開発
Project/Area Number |
20605015
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Research Institution | Surugadai University |
Principal Investigator |
野村 正弘 駿河台大学, メディア情報学部, 准教授 (30469879)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早川 由紀夫 群馬大学, 教育学部, 教授 (40198825)
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Keywords | 教育工学 / 移動体通信 / 自然観察 |
Research Abstract |
野外観察会は、人的・時間的・予算的制約で限られた日時・対象者に対して行わざるを得ないのが現状である。社会的には、平成17年末で携帯電話等の移動端末からのインターネット利用者数が、パソコン利用者数を逆転し、電話回線さえあればインターネットに接続し、情報を得ることができるようになっている。また、総務省は2011年4月のGPS搭載移動機普及率90%を目指すとした。さらに、2010年9月にはGPSの補完と補強を行う、準天頂衛星システムの初号機「みちびき」が打ち上げられ、実証実験が始まっている。 以上の状況を踏まえ、観察者個人が自分の自由な日時に自分のペースに合わせて、いつでも野外観察が行えるようなカード式野外観察ガイドを作成頒布することを目的に研究を開始した。対象地域を新しい地質図が刊行された浅間山北麓とし、観察に必要なカードセットを作成する。そして、携帯電話からインターネットを経由して、webサイトに簡単接続できる仕組みを取り入れ、ナビゲーション機能や観察にすぐ役立つまたはより専門的な情報の提供・利用者の参加システムを提供していくことを目的に研究を行った。 平成22年度の具体的な研究内容は、以下の通りである。 1 観察コースの最終調査・確定を行い、観察ガイド作成する。形式はPDFとし、配布はインターネット経由とした。 2 決定した観察ポイントに関するデータ(GPS情報含む)を収集し、サーバー上に集積した。 2 各種テストをこない、情報集積提供サーバーおよびナビゲーションサーバーを本格稼働させた。次のURLで利用できる。 ウェブサイト:http://www.inogceph.com/psystem/ナビゲーション:http://www.inogceph.com/mnavi-test/
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