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2010 Fiscal Year Annual Research Report

キャップカーボネートの堆積速度と全球凍結直後の環境変動

Research Project

Project/Area Number 20606003
Research InstitutionNagoya University of Arts

Principal Investigator

東條 文治  名古屋芸術大学, 人間発達学部, 講師 (50422704)

Keywords気候変動 / 地質学 / 全球凍結 / 原生代後期 / キャップカーボネート
Research Abstract

2010年度は、岩石試料(2008年度アフリカナミビア共和国で採取)について、イリジウム含有量の定量分析を行うことができた。2009年度に行う予定であったが、放射化分析のための研究炉が稼動できない状態であったためイリジウム含有量の定量分析データが得られないまま2010年度を迎えた。2010年10月になってからようやく研究炉のマシンタイムを割いていただけることになり、スタンダード2点を含む岩石試料22点の測定をしていただいた。研究炉が停止していたこともあり分析依頼が集中しているということで、予定していた測定点数より少なかったため、少ない分析点数で堆積速度を見積もるために工夫が必要となった。イリジウム含有量を地層の厚さ方向に積算した値から堆積速度を見積もることが最終的な目標であるので、2cm間隔で連続的に粉末化した岩石試料を均等に混合し、測定区間に含まれるイリジウム含有量の積算値を少ない分析試料点数で得られるようにした。また、イリジウム含有量が少ない場合測定できないことになるので、試料である炭酸塩岩を酢酸で溶かしイリジウム含有量について有意な測定値が出やすいようにした。炭酸塩岩粉末試料を連続的に混合し、堆積サイクルの明瞭な区間でギャップなく粉末試料を用意した。これを酢酸によって溶解作業を行い、乾燥した試料を石英管に封入してイリジウム含有量の放射化分析を行った。年度末に測定データが得られ、現在堆積速度のモデルについて検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 原生代後期のスターチアン氷河堆積物も赤道近くで堆積した2010

    • Author(s)
      東條文治・川上紳一
    • Journal Title

      科学

      Volume: 80 Pages: 680-681

URL: 

Published: 2012-07-19  

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