2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20611018
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Research Institution | Nigata University of Phermacy and Applied Life Sciences |
Principal Investigator |
石黒 正路 Nigata University of Phermacy and Applied Life Sciences, 応用生命科学部, 教授 (10280687)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米田 照代 新潟薬科大学, 応用生命科学部, 准教授 (30265714)
田宮 実 新潟薬科大学, 応用生命科学部, 助教 (10468960)
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Keywords | 匂い受容体 / GPCR / フルアゴニスト / CH-π相互作用 / アンタゴニスト / ステロイド / OR7D4 / アンドロステノン |
Research Abstract |
ウシロドプシンの光活性化中間体構造モデルから構築した匂い分子としてのアンドロステノンおよびアンドロスタジエノンの受容体OR7D4のフルアゴニスト結合構造モデルとの複合体構造モデルをそれぞれ構築し、その結合様式を前年度と同様に検討した。得られた複合体モデルから予測されるリガンドのD環上の二重結合と受容体の芳香環残基とCH-π相互作用に影響すると考えられたステロイド17位にmethyl基およびethyl基を有する誘導体をデザインした。それらの誘導体をepiandrostenoneを出発原料としてパラジウム試薬を用いた方法を用いて効率よく合成した。また、ステロイドD環を環拡大した誘導体についてもデザインし、ジアゾメタン誘導体を用いる方法により、同様にepiandrostenoneから合成した。 ここに合成した化合物について、preliminaryに10名のパネラーをつくって匂いについて検討した。その結果、アンドロスタジエノンについてはほとんどのパネラーが甘い良い匂いと判断したが、中には芳しくない匂いと判断したことから、すでに知られているSNPに対応するパネルが得られたものと考えている。興味深いことに、アルキル基を付加した誘導体はアルキル基の大きさが増加するにつれその芳しい匂いが減弱することがわかった。また、この傾向はすべてのパネラーで同様な結果であったことから、アルキル基が付加した誘導体はOR7D4以外の匂い受容体に結合する可能性が示唆された。これらの結果は、匂い受容体の多様性と関連するものと考えられることから、さらにいくつかの誘導体をデザインした。
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[Journal Article] Structure-activity relationship study on alphal adrenergic receptor antagonists from beer2009
Author(s)
Wakimoto T, Nitta M, Kasahara K, Chiba T, Ye Y, Tsuji K, Kan T, Nukaya H, Ishiguro M, Koike M, Yokoo Y, Suwa Y.
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Journal Title
Bioorg Med Chem Lett. 19
Pages: 5905-5908
Peer Reviewed
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[Journal Article] Highly fucosylated N-glycan ligands for mannan-binding protein expressed specifically on CD26(DPPVI)isolated from a human colorectal carcinoma cell line, SW1116.2009
Author(s)
Kawasaki N, Lin CW, Inoue R, Khoo KH, Kawasaki N, Ma BY, Oka S, Ishiguro M, Sawada T, Ishida H, Hashimoto T, Kawasaki T
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Journal Title
Glycobiology 19
Pages: 437-450
Peer Reviewed
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