2008 Fiscal Year Annual Research Report
収束式重イオンマイクロビーム装置を用いた細胞内小器官ラジオサージェリー技術の開発
Project/Area Number |
20612013
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
舟山 知夫 Japan Atomic Energy Agency, 量子ビーム応用研究部門, 研究副主幹 (40354956)
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Keywords | 低線量放射線影響 / 重イオン / マイクロビーム |
Research Abstract |
低線量放射線の影響解明や難治性がんの高度治療法の開発を目指して開発が進められてきた、これまでのマイクロビームでの生物照射では、細胞一つ一つを撃ち分けることを主な目的としていた。しかし、近年の分子生物学的知見から、細胞内小器官を重イオンマイクロビームで照射し、その機能を解明する細胞内小器官を狙ったラジオサージェリー技術が求められている。 そこで、平成20年度は、重イオンマイクロビーム装置を用いた細胞小器官を狙い撃ちしたラジオサージェリー技術を開発することを目的に、重イオンマイクロビーム装置を制御し、細胞を精密に照準照射するソフトウェアの開発を進め、開発したソフトウェアによる、染色した細胞試料の全自動電動蛍光顕微鏡下での蛍光画像取得を可能にした。画像取得に当たっては、蛍光観察用励起光の曝露によって、細胞に障害が生じないように、励起光源シャッター開閉とカメラによる画像撮影の連動制御機能をソフトウェアに実装し、励起光への曝露を最小限に留め、細胞への蛍光画像撮影の影響を軽減できるようにした。また、細胞への最適な照射位置を画像解析によって自動取得できるようにするために、Image Pro Plus(Media Cybernetics社)による画像解析機能を照射ソフトウェアに組み込み、取得した蛍光画像の画像解析による位置検出と照射位置制御の連動を可能にした。
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Research Products
(6 results)