2008 Fiscal Year Annual Research Report
大量映像の一覧性を効率化する4コマ起承転結入出力インタフェースの試作と評価
Project/Area Number |
20650013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
片山 紀生 National Institute of Informatics, コンテンツ科学研究系, 准教授 (60280559)
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Keywords | 情報システム / コンテンツ・アーカイブ / ディレクトリ・情報検索 / ユーザインターフェース / 映像検索 |
Research Abstract |
大量の映像を活用しようとするとき、現在、最も大きな障害として、映像を効率的に検索・閲覧する術が確立していないことが挙げられる。例えば、文書の検索であれば、Webサーチエンジンに見られるように、検索条件としてキーワードを入力し、検索結果として該当文書のダイジェストがリスト表示されるという形が広く普及している。また、画像の検索についても、Webサーチエンジンのイメージ検索のように、検索条件としてキーワードを入力し、検索結果としてサムネール画像がリスト表示されるという形が一般的である。映像に対しても、これらに倣って、キーワードを検索条件とし、映像中の代表フレームのサムネール画像をリスト表示する方法がしばしば使われるが、この方法では、画像と同程度の表現力しかないため、大量の映像を対象とする場合には記述力が十分ではない。そこで、本研究では、映像の検索・閲覧手法として、起承転結や4コマ漫画で日常的に親しんでいる4コマによる表示方法の可能性に着目し、試作・評価することによってその有効性を検証することを目的としている。本年度は、実験環境の整備とそれを用いた基礎検討を進めた。実験環境としては、既設の放送映像サーバとグリッド環境を連携させることにより、検索システムの試作を進めた。また、基礎検討においては、検索で用いる映像特徴ならびに映像検索に求められる機能要件について検討を進め、その結果、構図ならびにコンテクストの重要性ならびに背景知識としての映像辞書の整備の重要性を確認した。
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