2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20650043
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
別所 康全 Nara Institute of Science and Technology, バイオサイエンス研究科, 教授 (70261253)
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Keywords | 発生生物学 / 体節形成 / 転写後調節 / ネガティブフィードバック / 振動 / マイクロRNA / RNA結合タンパク質 / 形態形成 |
Research Abstract |
生物が発生期に獲得する等間隔パターンの代表例として、脊椎動物の体節があげられる。体節は種特異的な時間間隔で周期的に分節化されるが、これは体節原基である未分節中胚葉で遺伝子の発現が振動し、その周期性を生物時計として利用し、体節は周期的に形成される。本研究では、この遺伝子発現の振動をモデル系として、遺伝子発現の振動が発生し、安定して持続されるメカニズムを、特に転写後調節に焦点をあてて探ることを目的とした。 遺伝子発現の振動は転写因子Hes7のネガティブフィードバックループがチュ心的なメカニズムであることを既に我々は明らかにしている。このモデルにしたがってコンピュータシミュレーションをおこなったが、Hes7の翻訳のタイミングが実験による観測データとコンピュータシミュレーションとで食い違いが生じていることが明らかになった。このことからHes7 mRNAに結合するRNA結合タンパクおよびmiRNAの存在を予測して、これらの探索を行った。miRNAとして候補を絞り、そのノックアウトマウスを作製し、現在解析中である。また、いくつかのRNA結合タンパクを候補として同定し、現在解析中である。
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[Journal Article] Sprouty4, an FGF inhibitor, displays cyclic gene expression under the control of the notch segmentation clock in the mouse PSM.2009
Author(s)
Hayashi, S., Shimoda, T., Nakajima, M., Tsukada, Y., Sakumura, Y., Dale, J.K., Maroto, M., Kohno K., Matsui, T., Bessho, Y.
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Journal Title
Peer Reviewed
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[Journal Article] Notch is a critical component of the mouse somitogenesis oscillator and is essential for the formation of the somites2009
Author(s)
Ferjentsik, Z., Hayashi, S., Dale, J.K., Bessho, Y., Herreman, A., De Strooper, B., del Monte, G., de la Pompa, J.L., Maroto, M.
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Journal Title
PLOS GNETICS 5
Pages: e1000662
Peer Reviewed
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