2008 Fiscal Year Annual Research Report
教材研究のための映像データベースの構築 -技術体系の視覚資料化-
Project/Area Number |
20650096
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
塩川 満久 Prefectural University of Hiroshima, 保健福祉学部, 准教授 (60263654)
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Keywords | 新体力測定 / フラッグフットボール / 台上前転 / テスト対応技術 |
Research Abstract |
I.児童の体力について 研究の初期段階として,3校で実施された新体力測定の結果より問題点を探った.これは,各校とも結果の提出を受け市教育委員会から指導を受ける内容に対応する具体的な方策に苦慮していることに答えることにも関連する. (1)身体的発育度と測定項目との関連を統計的に処理(学年・男女の区分けによる平均での示唆による異議) (2)対応策として導入された各校での取り組みに関する強度や継続時間の検討(サーキットトレーニングや通学指導時における歩行動態の指導,PTA総会における家庭での取り組み指導) (3)運動種目の撮影をもとに技術的指導内容の校内研究会の実施(ウォーキング,ランニング,ジャンプトレーニング) II.各校で取り組む授業内容に対して,技術習得の変遷を記録することを念頭に指導内容の検討を実施 A小学校:新規導入「フラッグフットボール」の教材研究 (1)キャリア教育を念頭に置いた授業目的の再考(ポジション別役割とそれぞれの評価項目の周知).(2)作戦の立案を促す映像資料の作成(作戦ノートの記載と戦術の検証・見直し).(3)教師の指導内容と児童へのフィードバック.(4)授業の「ねらい」と児童の「気づき」との関連を検証 B小学校:跳び箱運動「台上前転」の指導法と児童の技術習得 (1)身体の柔軟性と運動能力の可能性.(2)踏切の重要性に関する跳び箱と身体重心位置の高さの関係.(3)支持面の変化による対応動作 C小学校:新体力テストの総点5パーセントアップ計画(テスト対応技術) 本来では問題として掲げることではないが,測定項目に対する技術的改善点の指導ビデオを制作・提供 (1)ソフトボール投げにおける肘の高さ.(2)サイドステップの着地時における足部の方向.(3)50m走における「顎の位置」と走法との関係
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Research Products
(1 results)