2008 Fiscal Year Annual Research Report
現象のダイナミックな理解と思考を支援する参加型ソフトウエアと実践モデルの開発
Project/Area Number |
20650134
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
中山 迅 University of Miyazaki, 大学院・教育学研究科, 教授 (90237470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 敏浩 香川大学, 総合情報センター, 准教授 (90264142)
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Keywords | 科学教育 / ICT活用 / 理科授業 / アニメーション / ソフトウエア |
Research Abstract |
平成20年度は以下のことを行った。 1.反復再生可能型描画システムPolkaを用いた児童による描画と思考の関係についての分析と発表 (1)理科授業で使用するアニメーション機能として,特に粒子概念の学習に着目し,既に開発済みの反復再生可能型描画システムPolkaを用いた児童による描画が児童にどのように影響したかを分析し,成果を発表した。 2.理科授業にアニメーション・ソフトウエアを導入するのにふさわしい単元の調査 (1)小学校及び中学校学習指導要領・理科に示された各内容について,アニメーションの描画の効果のある単元と,その利用の可能性について,小・中学校の現職教員を対象とした質問紙によるニーズ調査を実施・分析して発表した。 3.理科授業で使用するアニメーション・ソフトウエアの仕様策定と決定 (1)ニーズ調査の結果に基づき,大学生を対象としてアニメーション描画の面接調書を実施した。これによって,アニメーション描画に必要な機能を策定した。 (2)反復再生可能型描画システムPolkaによる描画分析の結果,現職教員を対象としたニーズ調査,大学生を対象とした描画面接調査の結果に基づき,仕様策定会議を実施して,理科授業における動的な現象の理解を支援するアニメーション作成システムの仕様を決定した。これにより,開発ずみのPolkaの描画機能を取り込みながら新システムを開発する方向性が決まった。 4.アニメーション作成システムの開発 (1)理科授業において小・中学生によるアニメーション作成を可能にするシステムの開発を実行中である。
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Research Products
(5 results)