2008 Fiscal Year Annual Research Report
社会での信頼・信用の機能と価値を考える小中学生向け実験型学習システムの開発と適用
Project/Area Number |
20650138
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
今澤 明男 Kanazawa Technical College, 国際コミュニケーション情報工学科, 教授 (20148141)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
直江 伸至 金沢工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (00249781)
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Keywords | 信頼 / 信用 / 社会科教育 / ゲーム理論 / シミュレーション / 科学的社会認識 / 実験 / 小中学生 |
Research Abstract |
1) 教育現場視察ならびに現場教員へのインタビューを行い、「信頼」「信用」に関わる教育の現状と問題点および、シミュレーションならびにゲームを用いた教育の可能性と問題点について情報収集し整理した。「信用」「信頼」に関する教材は必要であること、しかしながらシミュレーションやゲームを教育現場に取り込むことに関する理解を得るには困難があり、現場教員の理解を得るための方策の必要性が確認された。 2) 米国の国際企業でのビジネス経験者にインタビューし、日本と米国でのビジネスにおける「信頼」「信用」に関する考えの違い並びに、グローバル化社会における「信頼」「信用」の機能について知見を得た。本研究が目指す方向の重要性を示すものであった。 3) 文献をもとに、国内並びに米国およびヨーロッパにおける「信頼」「信用」研究の動向を調査した。経済学・心理学からコンピュータ科学にいたる広い領域を網羅できた。 4) 文献をもとに「信頼」「信用」の定義を整理し、小中学生が主体と成る学習との視点から本研究で対象とする「信頼」「信用」の範囲を検討した。検討は継続中である。 5) ゲーム理論を中心とする「信頼」「信用」に関わるシミュレーション研究の追試を行った。2次元平面上での視覚的効果をもったシミュレーションが行えた。 6) 上記の一連の調査結果をもとに、教育システムに関する基本デザインを行った。 7) 教材の効果を測定する方法として、ビデオレコーダに加えて脳波計を用いることの検討を始めた。ただし、結論には至っていない。
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