2008 Fiscal Year Annual Research Report
モーションメディアを活用したコンピュータ支援学習システム
Project/Area Number |
20650140
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
榮坂 俊雄 Kitami Institute of Technology, 工学部, 教授 (50193983)
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Keywords | e-ラーニング / ロボット / ヒューマン・ロボット・インタラクション / モーション・メディア / エージェント / 認知工学 |
Research Abstract |
本研究の目的は, ロボットの導入により, 動作や身体性をインタラクディブなコミュニケーションのための情報媒体として活用することで, 学習意欲を持続するコンピュータ支援学習システムを構築することである. 平成20年度においては, 上記目的を達成するための基本的インフラストラクチャを整備した. すなわち, まず, ロボティクスや認知工学に関する最新状況に関する文献調査を行った. 次に, 関連国際シンポジウムに参加し, e-ラーニングとロボティクスに関する知見・情報を得るとともに, 連携研究者(広島市立大学・岩城教授)とモーション・メディアの活用法に関する情報交換を行った. 同時にロボットの直感的操作について連携研究者(室蘭工業大学・大鎌准教授)と情報交換を行った. さらに市販ヒューマノイド型ロボットを導入し, ゲーム用インタフェースを用いて基本的な操作を行わせるためのハードウエア, 通信システムを構築し, およびプログラミングを行った. その上で本システムを用いて, 単純なヒューマン・ロボット・インタラクションである「ロボット支援によるフィットネス訓練システム」を試作した. これはwiiバランスボードとパーソナルヒューマノイドロボットnuvoを接続し, 自分の動作を模擬したロボット動作を参考に, 人が飽きずにバランスをうまく保つ訓練を行うためのシステムである. これらの結果により, 研究目的を達成するための基本的実験環境に関する準備が整った.
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