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2008 Fiscal Year Annual Research Report

カイコの免疫タンパク質からの「微生物を十把一からげに認識できる新素材」の開発

Research Project

Project/Area Number 20651031
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

佐藤 令一  Tokyo University of Agriculture and Technology, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (30235428)

Keywordsレクチン / Bombyx mori / ノジュール / 血球
Research Abstract

カイコガのゲノム配列情報から、これまで我々が性状を明らかにしてきたBmLBPとBmMBPの他に4種類のCタイプレクチンの遺伝子が見つかった。そこでまず、これらCタイプレクチンの機能を予測する目的で、発現場所と微生物感染によって発現が誘導されるか否か、結合対象微生物は何であるかに関して調査を行った。その結果、BmIMLは幼虫体液中に常在したが、細菌感染による産生の誘導は認められなかった。また、グラム陽性菌、グラム陰性菌、真菌への結合性は認められなかった。BmLEL1とBmLEL2は体液中に痕跡程度に存在し、細菌感染による産生の誘導は認められず、一部のグラム陽性菌に対してのみ結合性が認められた。また、BmLEL2は精巣で産生され、その産生は細菌感染による増大することが明らかになった。一方、BmLEL3は体液中の存在も微生物への結合性も確認できなかった。したがって、カイコガ幼虫体液中ではBmLBPとBmMBPの2種類だけが微生物認識レクチンとして働いていること、すなわち、BmLBPとBmMBPの2種類だけでグラム陽性菌、グラム陰性菌、真菌を含むほとんどの微生物を認識していることが考えられた。そこで、次にBmLBPとBmMBPが認識する微生物を詳細に解析することを目的にして、更には様々な微生物を十把一からげに認識できるシステムの構築を目指して、まず組換えタンパク質としてBmLBPとBmMBPを作り、これらに対するウサギ血清を作製した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] カイコガ幼虫体液中に存在する2種のCタイプレクチンの微生物認識スペクトルとノジュール形成における役割の解析2008

    • Author(s)
      遠藤修平
    • Organizer
      第9回昆虫病理研究会シンポジウム
    • Place of Presentation
      富士Calm
    • Year and Date
      2008-09-12

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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