2008 Fiscal Year Annual Research Report
周波数並列化とCMRFモデルに基づくミリ波帯コヒーレント・イメージング・システム
Project/Area Number |
20651045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
廣瀬 明 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 教授 (70199115)
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Keywords | ミリ波イメージング / セキュリティ / ニューラルネットワーク / テロ対策 / 自己組織化マップ |
Research Abstract |
ミリ波アクティブイメージングは衣服の下に隠された金属物以外の危険物の検出も可能であるため、セキュリティシステムに適している。本年度は、複素自己組織化マップ(Complex-valued self-organizing map:CSOM)による適応的な信号処理方式を用いて複素振幅画像を区分化することで対象物を可視化する実験を進めた。前年度末にミリ波帯ミクサが故障したため、本科研費の繰越を行い、平成21年度に入ってすぐに代替品の発注を行って、実験を再開した。当該部品が米国製であり、納期が4ヶ月以上かかったため時間的に余裕はなかったが、実験再開にこぎつけることができた。今年度の成果として、特にCSOM処理において複素内積によって勝者参照ベクトルを決定することで、アクティブイメージングに適したコヒーレントなテクスチャ検出を行うとともに、アクティブイメージング特有の鏡面反射や背景の影響を軽減して効果的に対象物の可視化ができることを発見した。ユークリッド距離によって勝者参照ベクトルを決定する場合のCSOM処理との比較も行い、提案方式が優れていることを確認した。新たな予算を確保することにより、引き続き発展的な研究を進めたいと考えている。
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Research Products
(28 results)