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2008 Fiscal Year Annual Research Report

海女の衰退を潜水科学、ジェンダーの視点より実証的に研究し、再生の道を提案する

Research Project

Project/Area Number 20651067
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionAichi University Junior College

Principal Investigator

山本 茂紀  Aichi University Junior College, ライフデザイン総合学科, 教授 (60461935)

Keywords海女 / ジェンダーの視点 / 潜水科学の視点 / 海女小屋 / アワビ / 高齢化社会 / 後継者問題
Research Abstract

予備調査のほぼ2年間を終え、「海女漁の衰退を潜水科学、ジェンダーの視点より実証的に研究し、再生の道を提案する」のテーマの下に、昨年4月より本格的な調査を開始した。
調査場所は、全国で海女の数が一番多いと言われる三重県、中でも、伊勢神宮との関係もあって1000年以上も海女文化の継承が続く鳥羽市国崎町、国崎町の隣にありながら、それぞれが特異な海女文化を持つ石鏡町、相差町の3町を選んだ。
本研究の目的/特色は、できるだけ多くの海女と接し、話し、観察(陸上と水中撮影)することにより海女、及び海女漁の問題点を洗い出し、よりよい解決の方向を提示する(新しい海女漁の方法を提示し、将来の展望をはかる)ものである。そのためには現地に出向き、町の人達に研究の意図を理解してもらい、特に、海女の人達とのコミュニケーションを図ることがもっとも重要な要素となってくる。愛知県より海を超えての毎回の調査活動であったが、訪問回数も60余回となり、初期の目的を達することができた。
三つの町の各漁業組合理事(組合長)の協力もあり、100人を超える海女についての健康/体力調査を終え、現在は、家庭内に於ける海女の位置づけ、漁業組合に於ける海女の位置づけ、海女小屋の存在とその役割等ジェンダーの視点よりの聞き取り調査を進行中である。
海女文化継承の意味で、海女活動全体についての写真撮影にも積極的に取り組み、数百枚の映像を記録として残すことができた。また、海女の潜水事故をなくすのも本研究の目的の一つでもあり、引き続いての水中での取材/撮影を計画している。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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