2009 Fiscal Year Annual Research Report
日本における本覚思想の展開―中世後期の天台宗談義所寺院を中心に―
Project/Area Number |
20652007
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
曽根原 理 Tohoku University, 学術資源研究公開センター, 助教 (30222079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧野 和夫 実践女子大学, 文学部, 教授 (70123081)
大島 薫 関西大学, 文学部, 教授 (50319604)
松本 公一 池坊短期大学, 教授 (60442258)
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Keywords | 談義所 / 成菩提院 / 天台宗古記録 / 名古屋東照宮 / データベース / 酸性紙 |
Research Abstract |
本年度も、前年度に続き成菩提院の調査と資料分析を中心に活動した。 2009年8月18~21日には、研究代表者と研究分担者3名、研究協力者8名の合計12名で、成菩提院において資料の整理と現地調査を実施した。今年度は全体をカテゴリー分けした後に、新たな番号を付与し、資料保護のため酸性紙封筒から和紙への包み代え作業を行い、巻子本についても保存方法に工夫をほどこした。その際に、内容の不明な断片の調査なども実施した。翌22日には一部の人数で、名古屋東照宮別当寺院での調査を実施した。 夏の調査の成果にもとづき、11月15日と29日に京都で集会を持ち、カテゴリー分けを再検討し、資料データベース構築のための基礎作業について相談した。また、2010年度の調査計画や必要な消耗品等についても検討した。 『天台宗古記録』の輪読や、個別資料の翻刻については、研究会を開く機会を逸してしまったため、来年度に向けて個人個人での作業を進めている。 なお、成菩提院の近世史料についても調査を開始し、6月20-21日、9月5-6日、11月28-29日の三回にわたり現地で書誌や内容の調査を実施した。本科研の研究代表者と、研究分担者や研究協力者の数名が参加している。
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Research Products
(1 results)