2008 Fiscal Year Annual Research Report
特区小学校英語教育の改善課題の解決に関する総合的実証研究
Project/Area Number |
20652041
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
加納 幹雄 Kanazawa University, 学校教育系, 教授 (70353381)
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Keywords | 小学校英語 / カリキュラム / 教科書 / 文字指導 / 児童の意識 / 保護者の意識 / 教員の意識 |
Research Abstract |
■平成20年度の実施実績 1 第1回研究協力者会議:10月実施し、研究項目3点(カリキュラム・教科書内容・文字指導)について、3つの特区の実施状況について意見交換による現状分析 (1) 上記3研究項目の実施状況を把握するためのアンケートの質問内容の検討 2 第一次アンケートの実施(実施時期:平成21年2月)岐阜県大垣市・石川県金沢市・富山県黒部市において、児童・保護者・教員の三者について実施 3 第2回研究協力者会議:2月実施 (1) 第一次アンケートの集計について(2) 第二次アンケートの集計について 4 沖縄県那覇市・宜野湾市の実施状況調査:対面調査及び授業の録画撮り ■平成20年度の研究実績 本年度は、研究協力者と研究項目の研究の進め方及びおおよその実施状況を把握することを目的とした。研究3項目について、特区の3地域の協力者から実施状況について意見交換し、研究項目の妥当性について検討した。アンケートについては、分析を21年度前半に行えるよう準備を進めている。特に、児童については、授業が楽しみになっていないことが伺われ、学びへの逃避は、英語でも進んでいるのではないかと懸念される。保護者については、専科の英語教員による教授への期待などが伺われる。また、教員については、特区であり、行政への依存が強く、単元カリキュラム構成などの工夫意識が少ないことなどが伺われている。特区間で、内容の扱いの差が大きくなっており、アンケートを広げる必要がある。
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