2009 Fiscal Year Annual Research Report
阪神・淡路大震災避難所資料所在調査と保存に関する研究
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20652049
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| Research Institution | Kobe Gakuin University |
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Principal Investigator |
水本 浩典 Kobe Gakuin University, 人文学部, 教授 (30140396)
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| Keywords | 阪神・淡路大地震 / 震災資料 / 資料整理・保存 / 聞き取り調査 / 震災15年 |
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| Research Abstract |
阪神・淡路大震災から15年が経過するなかで、戦後最大の都市型大規模災害に関係する史料(本研究では「震災資料」と呼称)のうち、特に、被災地の小学校・中学校などで多数形成された「避難所」に関する「震災資料」の所在を捜索するとともに、調査を目的としている。
本研究第2年目の平成21年度は、初年度に実施した神戸市域の小学校及び中学校に対するアンケート調査を基に、「避難所資料」の確認と発見に努めた。具体的には、以下の諸項目について、研究を展開した。
また、避難所運営など震災時の「記憶」を文字資料とすべく、聞き取り調査を実施し、「避難所資料」の発見に繋げた。
(1)震災資料の発見と確認及び資料調査作業
・旧二葉小学校(神戸市長田区)震災資料を収集し、整理に着手。安否確認関係資料などの保存について検討を行う。
・神戸市長田小学校震災資料の分類目録作成実施
・所在不明であった神戸市真陽小学校震災資料を発見し、整理作業を着手
・淡路島北部地域(旧津名町など)の震災資料存否調査実施
・淡路市立野島小学校震災資料の残存を確認。副本作成.資料目録作成
(2)聞き取り調査(避難所運営に関わる「記憶」に関する調査)
・淡路市育小学校校長聞き取り調査実施
・淡路島北部地域震災復旧関係者聞き取り調査実施
・神戸市長田区役所当時職員聞き取り調査実施
(3)神戸市消防局震災写真資料調査(本研究で初めて所在確認。同時に、一部一般公開へ)
神戸市消防局保管未公開写真の整理・分類などの作業が許可されたので、約4500枚の震災直後写真の調査を実施
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