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2008 Fiscal Year Annual Research Report

エージェントベースト・モデリングによる商業集積の私的自由と公共性の検討

Research Project

Project/Area Number 20653024
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionFukushima University

Principal Investigator

遠藤 明子  Fukushima University, 経済経営学類, 准教授 (50387536)

Keywords商業集積 / 公共性 / ABM / まちづくり
Research Abstract

本研究の目的は, 商業集積, とりわけ自生的に形成される商店街において, その構成員である小売商(特に中小小売商)の経済活動の自由を担保しつつ, 商業集積の公共性が保たれる条件を, 理論的および実験的に明らかにすることである。これにより, 地域社会において小売商業が果たす多面的な役割を再評価し, 「まちづくり」という課題に対して, 有効な視座を提供することを目指している。そして初年度においては, 分析枠組み構築のために文献研究を行った。具体的には以下の2つの分野である。
第一に, 筆者の専門分野である商学における商業論および経営学における組織間関係論において商業集積を対象とした研究である。これにより, これまでの研究では, 商業集積あるいはその構成員である小売商が経済的利益を向上させることが主眼となっており, 商業集積の公共性についてはその重要性は指摘されるものの, 理論的にも実証的にも直接的に取り扱った研究が極めて限られているということが明らかとなった。
第二に, 私的自由と公共性との関係について論じている諸分野である。この問題について論じている領域は多岐に渡る。具体的には, 哲学・倫理学, 法学, 政治学, 経済学, 社会学などである。ただしこれらは, 私的自由と公共性というテーマにおいて相互に影響しあっており, カテゴリー上は別の分野として分かれていても密接な関係を持っている。そこでこれらのなかで代表的な研究を中心に文献展望を進めた。次年度も引き続き行う。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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