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2008 Fiscal Year Annual Research Report

職場での感動体験が職務動機づけに及ぼす効果

Research Project

Project/Area Number 20653038
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

戸梶 亜紀彦  Hiroshima University, 大学院・社会科学研究科, 教授 (60264917)

Keywords職務動機づけ / 感動体験 / 感情的ギャップ / 職務特性モデル
Research Abstract

本年度は、職場の動機つけを高めた体験について、その一般的なフロセスを明らかにするため、首都圏およびいくつかの地方正令市おいて、社会人への聞き取り調査を実施した。その調査内容は、(1)やる気を起こさせた職場での特に残った体験、(2)体験の時期とそのときの状況・心理状態、(3)体験前・後の感情、(4)やる気の出た理由、(5)その体験で生じた仕事への態度変容の内容、(6)その体験の意義、およひ個人属性(業種・職種等)であった。調査方法は、はじめに調査の主旨を記した依頼状とともに、上述の項目について印刷した用紙を配布し、協力の承諾を得られた者に自由記述で回答を行うよう依頼し、後日、インタビューもしくは電子メールにて内容の詳細について聞き取りを行うようにした。その結果、職務動機づけを高めた体験は、1.職務の意味理解、2.職務上の達成、3.パフォーマンスの評価、4.ソーシャル・サポート、5.職務の自覚、というた5つのパターンに分類できることが示された。これらには、先行研究で述べられている職務特性モデルの5つの特性(技能多様性、タスク完結性、タスク重要性、自律性、フィードバッグ)だけでなく、対人関係に関連したソーシャル・サポート、および仕事への認知的変化を示す職務の自覚という要因も含まれていることが見出された。また、体験の時期は1年目、3年目、5年目が大半を占め、その当時の状況は仕事に対して何らかのネガティブな感情を抱いていたことが見出された。すなわち、仕事内容によっで時期が黒なること、また、当該体験前・後の感情的なギャップが大きいという感動体験との類似性が示唆された。これらの結果に基づいて、職務動機づけ向上のブロセスモデルを考案し、来年度はその妥当性について検証する予足である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 職務動機づけを高めた体験に関する検討(1)2009

    • Author(s)
      戸梶亜紀彦
    • Organizer
      日本発達心理学会第20回大会
    • Place of Presentation
      日本女子大学
    • Year and Date
      2009-03-23
  • [Presentation] 職務動機づけを高めた体験にみられる内容の分析2009

    • Author(s)
      戸梶亜紀彦
    • Organizer
      日本認知科学会「文学と認知・コンピュータ」研究分科会II第17回定例研究会
    • Place of Presentation
      千葉工業大学
    • Year and Date
      2009-03-01

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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