• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

「ライフ・スキルを高める心理学の授業」の開発

Research Project

Project/Area Number 20653041
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

石隈 利紀  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50232278)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 熊谷 恵子  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (10272147)
濱口 佳和  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20272289)
田中 輝美  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60272879)
管野 和恵  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80375451)
石川 満佐育  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 準研究員 (00512063)
Keywords心理学授業 / ライフスキル / ニート対策 / 学校心理学
Research Abstract

平成22年度は、カリキュラム案(学習面、心理・社会面、進路面)および講義ノート(教科書)を用いて、茨城県立鹿島灘高校、結城二高において、高校のカウンセリング・コーディネーターの教員が「心理学」の授業を、年間30コマ行った。研究代表者(石隈)が、両校における授業のスーパービジョンを行った。さらに、筑波大学附属坂戸高校の生徒を対象に7月29日~8月4日に5日間の「心理学入門」集中授業(例:自己主張、学習スタイル、進路、障害の理解)を研究代表者・分担者と高校教員が共同で行った。さらに鹿島灘高校(午前部、午後部)にて、「心理学」を受講した1年生(54名)対象に、「学校生活スキル尺度」を実施した。「勉強」19項目、「進路」11項目、「コミュニケーション」23項目、「健康」10項目と4つに分けて、それぞれ4件法にてライフ・スキルの分析をした。その結果、午前と午後の部において、また男女においても得点に有意差は見られなかった。個人の平均値は「勉強」2.40(すべて4点が最高値)、「進路」2.77、「コミュニケーション」2.72、「健康」2.81という結果が得られた。「勉強」以外の項目に関して、やや高い結果が得られた。この授業において「進路」「コミュニケーション」「健康」へのライフ・スキルが高まったと示唆される。心理学授業の成果を「学校生活スキル尺度」で評価できることがわかった。本研究から「心理学」授業の実践・観察、質問紙調査等から、高校生のライフ・スキルを高めることの重要性と可能性が改めて示された。今回の科研費による研究を『ライフスキルを高める心理学』としてまとめ、心理学授業の内容および授業成果の評価方法について新たな提案を行う。

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi