2008 Fiscal Year Annual Research Report
ITSCチェックリストの乳幼児期母子支援における活用
Project/Area Number |
20653043
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Tohoku Bunka Gakuen University |
Principal Investigator |
藤原 加奈江 Tohoku Bunka Gakuen University, 医療福祉学部, 教授 (20468325)
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Keywords | 乳幼児子育て支援 / 統制障害 / ITCAチェックリスト / 発達障害 / 乳幼児健診 |
Research Abstract |
20年度の主な目標は(1)ITCAチェックリストのデータ入力、(2)発達障害の有無の評価、(3)チェックリストの保健師介入における有効性検討、(4)チェックリストの養育者における有効性検討、(5)関連学会、研修会の参加であった。 (1)に関しては研究補助者の都合により、開始時期は遅れたが、無事過去4年間のITCAチェックリスト(1歳6ヶ月、2歳6ヶ月)及びその他の発達情報のデータ入力を完了した。 (2)に関しては計8回の検討会議を持ち、4歳に達した健診での要支援児及び要経過観察児、幼稚園・保育所巡回での要支援児、子育て支援相談支援児のケース検討を行い、障害の有無と種類を検討した。 (3)に関しては研究補助者の保健師と検討会議を2回持った。その結果、保健師による個人差が大きい可能性が出てきたので、次年度は健診に関わるすべての保健師対象にした検討会を持つこととなった。 (4)に関してはITCAチェックリストに関するアンケートを作成し、今までにチェックリストを記入したことがある養育者に郵送し、回収した。また、それらのデータの入力を開始した。 (5)に関しては発達障害の評価法の研修会に参加し、海外・国内の第一人者との意見交換の機会を持った。 ITCAチェックリストと養育者へのアンケートは21年9月まで実施予定であるので、データ処理は21年度も続くが、データベース化の基本的手続きが確立されたこと、過去4年間のITCAチェックリスト及び基本的発達情報のデータ入力を終えたことの意義は大きい。
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