2008 Fiscal Year Annual Research Report
ESDの視点に立つクロスカリキュラーアプローチによる教員開発の政策的研究
Project/Area Number |
20653075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
有本 昌弘 Tohoku University, 大学院・教育学研究科, 教授 (80193093)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小泉 祥一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30136410)
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Keywords | ESD / ソーシャルキャピタル / 教員の職能発達 / カリキュラムアセスメント / ガバナンス / 地域教育力 / クロスカリキュラー(教科横断) / エントレプレナー |
Research Abstract |
改訂学習指導要領では、科学リテラシーという考え方の導入により教科書観の変容が見られる。知識経済の中での学習というものを追求していく上で、持続可能性、企業家精神、グローバル、シチズンシップという将来の力を学習者に身につけさせ、学習者をエンパワーしている事例をリストアップした。その中でも、ニュージーランドをはじめとして、フィンランド等では、スクールリーダーシップを掲げ、教員が学科の壁を越えて、ガバナンズのあり方や、NPO/NGOなど含めてソーシャルキャピタルの充実となって改革を迫っているなどの先行事例をレビューした。 また、国内では、地元での地方自治体と大学、本学環境科学研究科等とのリンクをアセスメントという研究から今一度見直して、取っ掛かりを見出すことができた。特に、仙台広域圏のESDは、宮城教育大学が連携交流してきた3つの地域と関係団体(宮城県・仙台市・環境省・JICA・国連大学高等研究所・河北新報社など)、NPOとによって東北グローバルセミナー実行委員会が2003年に組織され、ESDの普及・学習・交流を行ってきている。科学リテラシー、エントレプレナー等、主要能力のアセスメントと評価という観点からコミットできるように体制を整える。
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