2008 Fiscal Year Annual Research Report
特別支援教育における作業療法ストラテジーの探索-School AMPS有用性
Project/Area Number |
20653078
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
古山 千佳子 Prefectural University of Hiroshima, 保健福祉学部, 准教授 (90280205)
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Keywords | 特別支援教育 / 軽度発達障害児 / 作業療法 / 学校課題 / School AMPS |
Research Abstract |
本研究の目的は,わが国の養護学校,小学校・幼稚園におけるSchool AMPSを用いた作業療法介入の成果と学校現場における作業療法士の役割を明らかにすることである。作業療法独自の評価法の1つであるSchool AMPSは、作業療法士が5日間の講習会に参加し、その後3カ月以内に米国AMPSプロジェクトに10名分の評価データを送り、評価者寛厳度の認定を受けて使用することができる。現在、わが国でSchool AMPSの認定評価者はわずか数名であり,わが国でのSchool AMPSの利用は始まったばかりである。そこで,今年度は,第42回日本作業学会でワークショップ「AMPSを使った作業療法の実際-学校版運動とプロセス技能評価School AMPS」を実施し,School AMPSについての見識を広めると共に,研究協力者を募った。その後,茨城県立医療大学においてSchool AMPS講習会の開催を企画・実施し(2009/3/20〜2009/3/25:5日間),養護学校及び小学校・幼稚園・保育所・児童デイケア等に非常勤又は常勤で務めているか、またはデータ収集期間(3ヵ月間)養護学校及び小学校・幼稚園に関わってくれる研究協力者7名に,School AMPS講習会に参加してもらい,認定評価者の資格を取得してもらった。さらに, School AMPSに関する説明書とインフォームド・コンセント用紙を作成し,各協力者が勤務する或いは関わっている施設にデータ収集の協力を依頼した。現在,6施設より承諾を得ており,データ収集を開始している。
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