2008 Fiscal Year Annual Research Report
社会的企業が担うまちづくり事業のスキームモデル類型の開発と運用実験に関する研究
Project/Area Number |
20656096
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
佐藤 滋 Waseda University, 理工学術院, 教授 (60139516)
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Keywords | 社会的企業 / 市民事業 |
Research Abstract |
本研究は様々な条件に適応可能なまちづくり事業運営方法(以下「スキームモデル」)類型を開発し、地域住民と協働でスキームモデル運用実験を行い、この運用の過程で創出する地域住民政策連携体(以下「ローカルレジーム」)形成プロセス分析を目的としている。 平成20年度において国内外の基礎的なデータ分析とその応用を住民や専門家らと検討し、住民組織の立ち上げ準備とモデル類型開発の基礎を構築した。社会的企業のまちづくりにおける事業を「市民事業」と定義し、市民事業がどのようなスキームモデルを構築し、地域において運用されていくのか調査を行った。 1.日本・欧州における社会的企業のまちづくり事業分析 (1)研究会にて実践者による情報提供とその蓄積:2ヶ月に1回定期的な研究会を実施し、セミナーを1月に実施した。 (2)他国事例のデータベース構築と分析:イタリア(伝統的な協働組合等日本に類似する)、イギリス(政府による法的誘導による)、及びイスラエル(先進国とは異なる方法による)の社会的企業とまちづくりに事例調査を実施。 2.社会的企業が担うまちづくり事業のスキームモデル類型開発 (1)運用実験として、山形県鶴岡市におけるスキームモデルを構築の継続調査を実施した。 【実施したセミナー】 早稲田都市計画フォーラム主催第73回連続セミナー「まちづくり市民事業の実践」2009年1月16日(金)午後18:30〜20:30 「まちづくり市民事業」の可能性と展開に関わる問題提起を行い、それに対する具体的論点ついて議論を行い、また、これらを支える政策のありかたについて討論をおこなった。 平成21で年度は上記現地調査の継続とそれらからローカルレジーム形成プロセスの分析と早稲田大学都市フォーラムの実施を予定している
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Research Products
(2 results)