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2008 Fiscal Year Annual Research Report

統合型減揺フィンの基礎研究

Research Project

Project/Area Number 20656142
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

芳村 康男  Hokkaido University, 大学院・水産科学研究院, 教授 (50322847)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 蛇沼 俊二  北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 准教授 (30187588)
前川 和義  北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 助教 (80250504)
Keywords船舶の動揺低減 / フイン制御 / 縦揺れ減衰 / 横揺れ減衰 / 操縦性能 / 針路安定性
Research Abstract

一対のフィンを船首あるいは船尾付近に装備し、このフィンの角度を効果的に制御することによって、横揺れだけでなく、縦揺れ、および船首揺れをも減少させようとする新しい統合型減揺フィンの開発をめざし、本年度は、以下の成果を達成した。
1)既存の漁業調査船を供試模型船(全長 : 約2m)とし、標準フィンの設計を行って製作した。
2)上記の模型船用のフィンの駆動装置(サーボ式)を設計し、それを外注製作した。また、フィン取り付け場所を任意に選択できるよう工夫した。
3)フィンを取り付けた場合の減揺メカニズムについて、それぞれ縦揺れ・横揺れの物理モデルを作成し、減揺効果の理論的検討と減揺効果の概算を行った。また、フィン制御方法については、このモデルを適用して最適な制御方法を検討した結果、横揺れ・縦揺れの角速度に比例する方式がシンプルで効果的と判断され、これを以下の実験に使用した。
4)上記の模型船とフィンを使用して、波浪中(向かい波)の実験を実施し、縦揺れ減衰効果について解析した。縦揺れの減揺はフィンを船尾より船首に取り付けた方が効果の大きいことが確認された。
5)横揺れの減揺については、平水中の自由横揺れ試験を行い、減衰効果を解析した。その結果、船首フィンでは減揺効果が小さいことが確認された。
6)上記の研究成果は総合的に評価を行い、その結果を中間報告として、20年度の北海道大学の修士論文1件、および卒業論文2件としてまとめた。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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