2008 Fiscal Year Annual Research Report
磁場制御環境下での内部摩擦の歪み振幅依存性計測による圧力容器鋼の材質劣化診断
Project/Area Number |
20656151
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
鎌田 康寛 Iwate University, 工学部, 准教授 (00294025)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 弘昭 岩手大学, 工学部, 准教授 (30344617)
小林 悟 岩手大学, 工学部, 助教 (30396410)
西野 洋一 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (50198488)
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Keywords | 照射脆化 / 内部摩擦 / 格子欠陥 / 金属物性 / 非破壊検査 |
Research Abstract |
項目別に研究実績をまとめる。 (1) 装置開発(磁場制御環境下・計測システムの構築および最適化) 既存の弾性特性測定装置をベースに改造することで、小型試験片に対応した片持ち共振式の内部摩擦計測システムを開発する計画に沿って予備実験を行ったが、磁場制御環境下で振動減衰に関して磁場に対する優位な差を検知できなかった。(3)の国際会議において、コンポジット型装置が有効であるという情報を得ることができ、帰国後その装置開発のための情報収集を新た.に行った。また、内部摩擦の温度依存性を検討するために、低温試験ができるように引張試験機を改造した. (2) 模擬材実験 脆化模擬材としてCu析出物を含むFeCu合金の等温焼鈍材について、自由振動方式による内部摩擦の振幅依存性の詳細な検討を行った。あわせて、同じ試料の磁区観察に成功した。 (3) 機構解明 第15回内部摩擦国際会議(ペルージャ)に出席し、内部摩擦の振幅依存性の研究を行っている内外の研究者と情報交換・議論を行った。
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Research Products
(3 results)