2009 Fiscal Year Annual Research Report
磁場制御環境下での内部摩擦の歪み振幅依存性計測による圧力容器鋼の材質劣化診断
Project/Area Number |
20656151
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
鎌田 康寛 Iwate University, 工学部, 准教授 (00294025)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 弘昭 岩手大学, 工学部, 准教授 (30344617)
小林 悟 岩手大学, 工学部, 助教 (30396410)
西野 洋一 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (50198488)
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Keywords | 照射脆化 / 内部摩擦 / 格子欠陥 / 金属物性 / 非破壊検査 |
Research Abstract |
項目ごとに研究実績をまとめる。 (1)内部摩擦の振幅依存性の計測装置開発 コンポジット型計測装置が専門の研究者および圧電材料関連企業との間で情報交換を進め、X-18.5°カット単結晶水晶を用いたコンポジット型内部摩擦測定システムに関する情報収集を行った。その後、専用の単結晶水晶を購入するとともに、共振周波数領域で大電圧印加可能なバイポーラ電源を新たに導入し、それらを組み合わせた内部摩擦測定システム開発を進めた。磁場環境下での計測には至っておらず、次年度の課題とした。 (2)照射模擬材実験および機構解明 前年度に引き続き、FeCu合金を系統的に等温焼鈍して自由振動方式による内部摩擦を計測した。振幅依存性データを微小塑性理論により解析して変形応力を評価し、マクロ塑性と微小塑性が逆の挙動を示すことを示し、その原因について考察した。 (3)照射材実験 ホットラボを有する東北大学金属材料研究所量子エネルギー材料科学国際研究センターの関係者と打ち合わせを行った。中性子照射材の内部摩擦測定を実施する上で必要な装置搬入・設置方法等について検討した。
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Research Products
(3 results)