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2008 Fiscal Year Annual Research Report

水田除草ロボットの推進装置に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20658057
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

芋生 憲司  The University of Tokyo, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40184832)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横山 伸也  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10358319)
Keywords農業工学 / 機械要素 / 制御工学 / 環境技術 / 農業機械
Research Abstract

本研究の目的は水田の条間(稲列間)を移動し,除草を行う小型ロボットを開発することであり,特にその推進装置の開発研究に重点を置く。湛水面上を土を撹拌しながら移動する装置として,回転するスクリュー状の推進装置を試作し,実験を行った。
まず,回転に必要なトルクや移動速度等の基礎的なデータを取得するため,基礎実験装置を製作し,小型の土壌槽で実験を行えるようにした。この装置ではスクリューの回転速度,水深,沈下量,けん引負荷など各種のパラメータを変更できるようにした。今年度は特にスクリュー羽根の形状,ピッチ,幅,高さ,等を様々に変えて実験を行った。実験の結果,スクリュー型の装置により,湛水面上を推進できることを確認した。しかし多くのパターンで,土を掻き出す作用が大きく,予想以上にエネルギーの損失があることが判明した。土壌をよく攪拌し,表面付近の粘性を小さくすると,土を掻き出す作用は小さくなるが,推進も遅くなった。羽根の形状については高さの影響が大きかった。全体を通して,土との摩擦損失が大きく,回転力から推進力への転換が十分に行われなかった。
今年度は実験装置の製作に時間を要し,実験や数値解析による最適形状の特定を行うには至らなかった。しかしながら,推進が可能であることは確認できたので,次年度はエネルギーロスのメカニズムをより詳細に検討し,推進速度を上げる方向で研究を進める。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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