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2008 Fiscal Year Annual Research Report

レトロウイルス組込みによる突然変異誘導を利用したHIV感染制御因子の探索

Research Project

Project/Area Number 20659073
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

前田 洋助  Kumamoto University, 大学院・医学薬学研究部, 准教授 (30284764)

KeywordsHIV / 宿主因子 / 感染制御 / 突然変異導入 / レトロウイルス
Research Abstract

本研究は正常のT細胞においてHIV-1感染を支持ないし阻害する宿主因子を探索することを目的として研究を行っている。特にウイルスへの細胞侵入からインテグレーションまでにおいて、感染に対して負に関与する宿主因子を探索する方法を中心に開発している。具体的には、HIV-1感染感受性細胞にレトロウイルスの宿主ゲノムへの組み込みを利用した突然変異導入法を使用し、内因性の遺伝子を活性化することにより突然変異細胞集団を形成し、これらの細胞集団に感染性HIV-1やHSV-TKやmouse CD24(HSA)をリポーターとして有するHIV-1を感染させ、感染を免れて生き残ってくる細胞集団を選択濃縮し、レトロウイルスベクターによって活性化している遺伝子をクローニングおよび同定していく。
昨年度はマウスレトロウイルスベクターの3'LTRのU3領域にプロモーター、FLAGタグならびにスプライスドナー(SD)を逆位に挿入した種々のレトロウイルスベクターを構築した。しかしながら構築したレトロウイルスベクターをVSVG発現ベクターとともにレトロウイルスパッケージング細胞にトランスフェクションしてレトロウイルスベクターを産生させたが、ベクターの力価が低く、使用したマウスレトロウイルスベクターに問題があるものと考えられた。そこで本年度はpuromycin耐性遺伝子を有するHIVベクターの3'LTRのU3領域にプロモーター、FLAGタグならびにスプライスドナー(SD)を逆位に挿入したレンチウイルスベクターを構築する。このベクターをHIV-1感染感受性細胞に導入し、puromycin耐性の細胞を選択して、種々の内因性の遺伝子が活性化された、形質の異なる突然変異細胞集団を形成する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] The antiretroviral potency of APOBEC1 deaminase from small animalspecies2008

    • Author(s)
      Ikeda T.
    • Journal Title

      Nucleic Acid Research 36

      Pages: 6859-6871

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] ヒトT細胞株のHIV-1感受性の解析2008

    • Author(s)
      前田 洋助
    • Organizer
      第56回日本ウイルス学会学術集会
    • Place of Presentation
      岡山コンベンションセンター
    • Year and Date
      2008-10-26

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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