2008 Fiscal Year Annual Research Report
コンピテンシーモデルを導入した指導医養成プログラムの開発および検証
Project/Area Number |
20659079
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
前野 哲博 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (40299227)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高屋敷 明由美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80375500)
中村 明澄 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (00447252)
|
Keywords | 医学教育 / コンピテンシー / 指導医 / FD / 医療・福祉 |
Research Abstract |
-指導医コンピテンシーモデルの確立と評価スケールの開発- 1、指導医講習会の実態調査 厚労省ホームページの講習会開催情報に掲載されている平成19年度に全国で開催された講習会全149回を対象として、主催者に報告書の提供を依頼して、回収された報告書からデータ抽出を行い、主催者、参加人数、日程といった運営状況の把握や受講者は講習会終了時に講習会を高く評価していたという現状の把握などの成果を得た。この結果をもとに評価スケール開発に必要な評価項目の選定とその重みづけを検討する資料を作成した。 2、質的研究の手法を用いた指導医へのフォーカスグループインタビュー 質的研究の手法を用いて、我が国における指導医コンピテンシーモデルを形成するために、指導医へのフォーカスグループインタビューのモデレータガイドを作成した 3、指導医コンピテンシーモデルの確立 ビジネスの世界でモデル形成、人事評価、会社経営に広く活用されているコンピテンシーマネジメントの手法や、海外の研修医の研修プログラムに用いられているcompetency-based programなどの収集を行い、研究者間で協議し、我が国における指導医の実情にあった、よりよい研修指導体制を確立するための指導医コンピテンシーモデルの資料を作成した。 4、評価スケールの作成と信頼性の検証 研究者間で協議し、コンピテンシーモデルを十分反映させた妥当性の高い評価スケールの原案を作成した。
|