2009 Fiscal Year Annual Research Report
コンピテンシーモデルを導入した指導医養成プログラムの開発および検証
Project/Area Number |
20659079
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
前野 哲博 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40299227)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河村 由吏可 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (90379983)
高屋敷 明由美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80375500)
前野 貴美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80528480)
|
Keywords | 医学教育 / コンピテンー / 指導医 / FD / 医療・福祉 / プログラム評価 / 指導医評価 |
Research Abstract |
指導医コンピテンシーモデルの確立と評価スケールの開発 1)指導医講習会の実態調査 昨年度実施した平成19年年度講習会の報告書調査のデータより、さらに、講習会においては学ぶべき重要なテーマに位置づけられているカリキュラムプランニング(以下カリプラ)について、全国の講習会でどの程度の時間がかけられ、受講者はどの程度理解し、興味を持ったのかについて解析を行ったところ、カリプラに多くの時間が割かれていたが、自己評価での修得度・興味は十分とはいえないことが示唆された。 2)指導医コンピテンシーモデルの形成と確立 PubMedやビジネス書等を用い既存のコンピテンシーモデルを収集し、それをベースとして、指導医講習会で豊富なタスクフォース経験がある6名の指導医と協議しモデルの原案を作成した。その後、独立した1名の指導医に現場からの意見を頂いて、妥当性について確認した。初期臨床研修指導医が持つべき「役割」という観点から、以下の5項目を初期臨床研修指導医のコア・コンピテンシーの項目とした。1.Professional(職業人)2.Educator(教育者)3.Mentor(メンター)4.Clinician(臨床医)5.Manager(管理者) 3)評価スケールの作成と信頼性の検証 作成した指導医のコンピテンシーモデル十分反映させた妥当性の高い評価スケールを作成した。それをもとに調査票の原案作成し、研究代表者がディレクターを務める茨城県指導医養成講習会(100名)を対象にパイロット調査を行うためのWebアンケートシステムを作成した。
|