2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20659224
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
小川 彰 Iwate Medical University, 学長 (10204067)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 俊朗 岩手医科大学, 医学部, ポストドクター (60405842)
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Keywords | diffusion weighted imaging / diffusion tensor imaging / algorithm / apparent diffusion coefficient / standardization |
Research Abstract |
初年度は、症例撮像と画像処理アルゴリズムの違いが結果に与える影響の確認、新たな標準的な撮像法の検討を実施した。拡散テンソル解析時に用いられる固有値分解(一般には、特異値分解【singular value decomposition:SVD】)と同様のアルゴリズムにて解析を行うCT灌流(perfusion)画像解析においても、アルゴリズム毎に結果が異なることが明らかとなった(研究発表〔雑誌論文〕1番目)。そのため、拡散テンソル解析においても、同様の結果が得られることが予想された。 また、拡散強調画像解析においては、同様の撮像パラメータとアルゴリズムを用いた場合であっても、施設や磁場の違いによって拡散係数の値に多少のばらつきがあることが明らかとなった(研究発表〔雑誌論文〕2番目)。そのため、本研究では、まず同一の施設(当施設)および磁場(3Tesla)のデータのみを対象とし、同一パラメータとアルゴリズムにて解析することを改めて確認した。 さらに、高分解能拡散テンソルtractographyは、三叉神経痛症例における拡散異常を検出する可能性があることを示し、成果として発表した したがって、次年度は初年度の撮像データに対して異なるアルゴリズムにて拡散テンソル解析を行い、その影響を検証する。
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