2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20659306
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
森田 育男 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60100129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中浜 健一 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (60281515)
小牧 基浩 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 寄附講座助教 (30401368)
高木 裕三 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30124697)
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Keywords | 再生医療 / 光リソグラフィー / 骨再生 / 歯周組織再生 / セメント質 / 骨芽細胞 / 歯根膜細胞 |
Research Abstract |
本研究の目的は、我々が開発した印刷技術を応用して、自己の骨芽細胞および血管内皮細胞を特別な基板上で培養した後、骨芽細胞上に血管を付着させ、歯槽骨欠損部に移植し、すみやかな歯槽骨の再建を目指すことを目的としている。本年度は、1.ベタ基板の作成条件の検討、2.骨芽細胞のベタ基板上での培養および羊膜への転写、3.骨芽細胞付着羊膜の骨欠損部への移植およびその修復効果の確認、4、歯根膜細胞の培養法の確立、5.歯根膜細胞のベタ基板上での培養および羊膜への転写、6.歯根膜細胞付き羊膜の歯槽骨欠損モデル動物への移植およびその修復過程め観察、などを行った。その結果、PEGベタ基板が適していること、骨芽細胞を付着させた羊膜を用いることにより、骨欠損が迅速に修復可能であること(無処置群では5週間では修復不可能であったが、骨芽細胞付き羊膜の移植により100%の修復が可能であった)が明らかとなった。一方、歯槽骨欠損モデルにおいては、明らかなセメント質の再生が認められていた。現在まで報告されている方法では、セメント質の再生は全く認められないことより、新規再生法として期待されている。さらに、この過程で、CP23がセメント芽細胞への分化に重要な役割を演じていることが明らかになったことより、今後遺伝子操作などにより、より歯周組織再生が迅速に行われるようになるのではないかと期待している。また、血管付着の有用性に関しては、現在まだ結論は出ていないが、自己細胞を用いた血管網の構築に向け、末梢血からの血管構築方法が確立できたことより、次年度には、血管・歯根膜細胞付き羊膜の効果を調べていく。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] A comparison of the tube forming potentials of early and lateendothelial progenitor cells.2008
Author(s)
Mukai N, Akahori T, Komaki M, Li Q, Kanayasu-Toyoda T, Ishii-Watabe A, Kobayashi A, Yamaguchi T, Abe M, AmagasaT, Morita I.
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Journal Title
Exp Cell Res 314
Pages: 430-440
Peer Reviewed
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[Journal Article] Altered function of factor I caused by amyloid beta : implication for pathogenesis of age-related macular degeneration fromDrusen.2008
Author(s)
Wang J, Ohno-Matsui K, YoshidaT, Kojima A, Shimada N, NakahamaK, Safranova O, Iwata N, Saido TC, Mochizuki M, Morita I.
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Journal Title
J Immunol. 181
Pages: 712-720
Peer Reviewed
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