2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20659333
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
藤井 徹也 Nagoya University, 医学部, 准教授 (50275153)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新實 夕香理 名古屋大学, 医学部, 助教 (20319156)
永谷 幸子 名古屋大学, 医学部, 助教 (90452200)
|
Keywords | 静脈注射 / 静脈弁 / 皮静脈 / 看護技術 / 与薬 / 注射 |
Research Abstract |
「臨床での静脈注射実施方法の把握」と「看護師基礎教養課程における銃脈注射に関する教育内容の把握」について、無記名式調査を行うための調査項目の検討を実施した。まずは、研究分担者および連携研究者とともに関連文献の検討を実施した。結果、専門基礎知識の知識をどのように教育し、活用されているかを中心的に調査する必要性があると考えられた。その内容を具体的な項目にした調査用紙を作成した。同時に、静脈注射時に必要な形態学の知識について抽出を行った。特に大切と考えられた「皮膚構造」「皮静脈の走行」「皮静脈と深静脈との吻合」「穿刺の危険が考えられる動脈・神経」について、まとめて資料を作成した。特に、尺側皮静脈については、その深部に正中神経が上腕動脈とともに走行しているため、正中皮静脈または橈側皮静脈への穿刺が望ましいことを記載した。一方、形態学的な確認については、実習解剖体により連携研究者と共に予備の確認を実施した。結果、10側中肘窩(屈曲側)の近位、遠位5cmの範囲において、近位で4側、遠位で6側に静脈弁を確認できた。2側で近位、遠位共に静脈弁は認めなかった。弁付近には静脈根を確認できた。また、顕微鏡による観察では、Hematoxylin Eosin染色、Elas tica van Giwson染色、Kluver-Barrea's染色による切片を対象とした。結果、弾性繊維に富む弁を観察することができた。神経線維は確認できなかった。
|