2008 Fiscal Year Annual Research Report
生命維持装置装着中の重症患者への安楽ケア技術とケアデザイン
Project/Area Number |
20659341
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
井上 智子 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (20151615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 吉子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 講師 (90401356)
山崎 智子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 特任准教授 (10225237)
竹内 佐智恵 青森中央短期大学, 看護学科, 准教授 (80276807)
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Keywords | 重症患者 / 安楽ケア / 日常生活行動援助 |
Research Abstract |
今年度は当初の予定通り、「生命維持装置装着中の重症患者への安楽ケア (Comfort care) 技術」調査のための文献検討と、技術の要素分析を行った。 1. 文献検討では、安楽ケア、看護技術に関する内外の文献を収集、分析した。集中ケア(14449)→原著+看護960+ストレス(23)→患者ケア(7)となり、重症患者の安楽ケアの意義は明らかにされていてもその具体的手段としての日常生活行動援助の有用性は推奨レベルにとどまっていた。その中でオーダーメイド医療は患者の嗜好や主観、選択などを重視することが可能で、安全・安楽重視のケア構築への実現性が伺われた。 2. 安楽のためのケア技術の要素分析については、患者に行われている医療処置として、人工呼吸器、非侵襲的陽圧換気、経皮的補助循環、大動脈バルンパンピング、脳室ドレナージなど17種、安楽ケア提供のための日常生活行動の援助項目として、食事介助、ベッドアップ清拭、口腔ケアなど20項目を選抜した。 また重症患者への日常生活行動援助による安楽ケア実施を、time-ordered meta-matrix (出来事の潜在的な経過を配列により継続的に組み立てる) として解析する試みにも着手している。
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Research Products
(3 results)