2008 Fiscal Year Annual Research Report
住民協働による学童期からの高齢者虐待一次予防プログラムの開発
Project/Area Number |
20659360
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
石原 多佳子 Gifu University, 医学部, 准教授 (00331596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後閑 容子 岐阜大学, 医学部, 教授 (50258878)
玉置 真理子 岐阜大学, 医学部, 助教 (00377681)
石原 敏秀 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (50151395)
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Keywords | 高齢者虐待予防 / 教育プログラム / 認知症サポーター養成 / キャラバンメイト / 認知症 |
Research Abstract |
【計画】本年度は以下の2点について実施した(1)国内の高齢者理解や虐待予防に関する小学校、中学校(以下小・中学校と記す)の教育プログラムの分析(2)モデル地域においてどのように小・中学校の教育プログラムに介入したらよいか検討 【結果】(1)国内の小・中学校の学校指導要領の分析および実践報告の分析 教科の中では小学校では、道徳、特別活動、生活が最も多く取りあげられ、総合的な学習の時間、家庭でもわずかに取りあげられていた。中学校では、特別活動で最も多く取りあげられ、道徳、総合的な学習の時間、家庭、そしてわずかではあるが社会で取りあげられていた。共通点は、高齢者について長年生活を支えてきた尊敬すべき対象としている。しかし、高齢者を幼児や障害者と並べて弱者として取りあげている。しかし、人間の発達段階やライフサイクルの中で高齢者を考える視点が見あたらなかった。 (2)モデル地域での教育プログラムの試行の方向性の検討 (1)認知症サポーター養成の活動と合同で行う方向性の決定 虐待を受けている人は60%が認知症であるということや、すでに試行的に地域の人が認知症サポーター養成を小・中学校で今年度初めて実施したこと等から方向性を決定した。 (2)キャラバンメイト(サポーター養成の講師)にヒアリングを実施し明確になったこと年齢に応じた授業展開の難しさ、メイトになることで関心が深まり教育することの必要性の気づき、授業の受講前後で生徒の意識の変化にやりがい、教員の意識の変化等
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