2009 Fiscal Year Annual Research Report
セーフティプロモーション活動に見られる住民間の目的意識形成過程の成因解明
Project/Area Number |
20659362
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Research Institution | Aomori University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
山田 典子 Aomori University of Health and Welfare, 健康科学部, 講師 (10320863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川内 規会 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (30315535)
山田 真司 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (00200741)
富田 恵 青森県立保健大学, 健康科学部, 助教 (10325912)
リボウィッツ よし子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (50305033)
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Keywords | セーフティプロモーション / セーフコミュニティ / 目的意識 / 形成過程 / 成因解明 / 参与観察 |
Research Abstract |
セーフコミュニティの実現を目指す活動に参与観察者として介入し、地域住民活動における住民間の目的意識形成過程の成因を解明することが本研究目的である。 平成20年度の外傷世帯調査を基に、平成21年度はWHOに提出するセーフコミュニティ申請書(TOWADA Application Report for Becoming a Member of the International Safe Community Network. by WHO Collaborating Center on Commuaity Safety Promotion)の作成を支援しつつ、地域住民活動の参与観察を行った。 十和田市は2009年8月、WHO世界保健機関より世界で159番目のセーフコミュニティに認証された。認証に欠かせない学会の開催(第3回日本セーフティプロモーション学会)を市民団体「セーフコミュニティとわだを実現させる会」が先導して執り行われるよう支援し、住民たちの参加意欲や動機、行政やリーダーに対する思い等、肌で感じたものをフィールドノートに記した。行政担当者も未知の経験に直面し様々な困惑感を抱いていた.地域住民はセーフコミュニティ活動を通して行政(警察・消防含む)や介護施設、企業、地元産業、学校とのつながりを深めていた。 認証に関するイベントや後片付けが一段落した後、これらの活動を通して市民団体構成員の活動への参加や成功に向けての目的意識形成過程についてグループインタビューを実施し、分析中である。現在、神奈川県厚木市、横浜市栄区、東京都豊島区、長野県小諸市、箕輪町がセーフコミュニティ認証を目指し起動し始めた。本研究成果は、他の取り組みに対し成功要因となるポイントを提供でき貴重な資料となりうる。
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Research Products
(8 results)