2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20670003
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
白根 道子 Kyushu University, 生体防御医学研究所, 准教授 (90398082)
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Keywords | 神経細胞 / シナプス / 神経疾患 / 小胞輸送 / Rab11 / Protrudin |
Research Abstract |
本研究では、神経発生、神経機能調節における小胞輸送システムの関与およびその分子機構を明らかにすることを目的としている。特に神経細胞の分化、移動、構築、機能制御に焦点を当て、膜シャペロンタンパク質FKBP38と膜輸送制御タンパク質Protrudinの複合体、即ち"FKBP38-Protrudin複合体"による制御機構を解明している。そして、それらの機構のヒトの二分脊椎などの神経形成不全や遺伝性痙性対麻痺などの神経疾患の病因への関与を解明し、さらに治療への応用を目指している。 本年度は、ノックアウトマウスの初代神経細胞を用いた解析を中心に行った。 Protrudinノックアウトマウスを作製した。そのマウスを用い、神経細胞における膜輸送の異常、脂質分布の異常、神経疾患の発症、シナプス結合や樹状突起スパインなどについて解析した。そして小胞輸送制御の神経疾患との関連を解析した。 特に、Protrudinとスルファチド、およびRab11の神経細胞樹状突起スパインへの関与を調べた。さらに、シナプス結合への関与を解析した。そしてRab11-positiveな小胞輸送制御の神経機能制御との関連を解析した。
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Research Products
(3 results)