2009 Fiscal Year Annual Research Report
手のひらを用いた園芸活動評価システム構築に関する研究
Project/Area Number |
20688011
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Research Institution | Minami Kyusyu University |
Principal Investigator |
林 典生 Minami Kyusyu University, 南九州大学環境園芸学部, 講師 (70461655)
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Keywords | 産業工学 / 生物・生体工学 / 人間生活環境 / ストレス / 脳・神経 / 情報共有 / 皮膚表面温度 / フィールドワーク |
Research Abstract |
勘と経験ではなく、客観的な指標に基づくプログラム構築方法を研究する、本研究では非接触で計測できる2次放射温度計画像を撮影して、手のひらの皮膚表面温度による利用者の変化を捉えるとともに、画像や言語データを処理した上で、効果測定するシステムを構築する。そのため、計測時間・環境などを考慮した上で手のひらの皮膚表面温度と唾液中イムノグロブリンAおよびコルチゾール含有量、生体計測用アンプから計測される脈波や心拍などの変化および気分プロフィール調査などのストレス指標の関係を調査するとともに、ストレス指標との関連性が深い部位について検討を試みた。 昨年度は前年度に引き続き、実験条件を設定する基礎実験と並行して、文献調査および高齢者・障害者・児童分野の医療・福祉施設を対象にした園芸活動実践現場でのフィールドワークを行った。 その結果、計測実施の環境整備条件として、利用者-実践者のコミュニケーションが参加者の活動への意欲に深い影響を与えることが文献研究では明らかになったが、職員などの関係者-実践者や実践者同士のコミュニケーションが参加者の活動への意欲に影響を与えることが明らかになった。また、計測実施の要因を探るために必要な記録作成・整理を通じたマニュアル作成の方法を検討するとともに、活動中以外に活動で作成した寄せ植えなどの作品が利用者-職員などの関係者および地域住民とのコミュニケーションを増やしていることが明らかになった。また、ゲーム理論モデルを作成して、活動を継続できる要因を明らかにすることを試みた。
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Research Products
(1 results)