2008 Fiscal Year Annual Research Report
医工学連携による1ミリ以下の要求精度に応える耳科ナビゲーション手術の開発
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20689031
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| Research Institution | Kyushu University |
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Principal Investigator |
松本 希 Kyushu University, 大学病院, 助教 (60419596)
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| Keywords | ナビゲーション外科 / 画像支援外科 |
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| Research Abstract |
研究代表者は九州大学先端医工学診療部、および九州大学レドックス・ナビ研究拠点と連携し耳科手術に使用可能な機器を揃えナビゲーション手術に必要なコンピュータ環境を整備した。耳科手術特有の視野の狭さ、顕微鏡との干渉、手術中の頭部の移動などに対応するいくつかの機器は自作した。これらを用い以下のように大きく2つの研究成果をあげそれぞれ英文論文として発表した(業績参照)。
1. 研究代表者は耳科手術中のナビゲーション画面をその場だけのものにせず、ドリルによる手術操作を記憶するシステムとして発展させた。この技術を用い手術中にどこまで側頭骨を削ったかが疑似画面上で作成できる疑似CT技術として発表した。
2. 研究代表者は耳科手術のレジストレーションをコンピュータによる疑似画像技術を利用し低侵襲的に行う手法を考案し本研究の主要テーマとしていた。この技術を完成させ実手術に使えるレベルにまで発展させた。その誤差を計測したところ従来のナビゲーション手術と遜色ない精度であることが判明した。
研究代表者は以上の研究成果をふまえ上記技術の更なる発展を目指している。具体的には手術初期の高精度を手術終了まで維持するための方策の開発や、実際の手術に応用した際の問題点の洗い出しを続けている。
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