2010 Fiscal Year Annual Research Report
効率的な高信頼性ソフトウェア開発のためのプログラミング言語の研究
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20700022
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
紙名 哲生 東京大学, 大学院・教育学研究科, 特任助教 (90431882)
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Keywords | モジュラリティ / 文脈指向 / 型システム |
Research Abstract |
ソフトウェアの開発効率をいかに上げ、同時にいかに信頼性を高めるかは学術的に大きな挑戦であるだけでなく、社会的要請から見ても非常に重要な問題である。本研究は、モジュラリティの高いプログラミング言語を実現することによってこの問題に対してアプローチする。当該年度においては、まず、動的に変化する振る舞いのモジュール化に注目して、プログラミング言語EventCJを実現した。この言語は、特定の文脈で実行される振る舞いのモジュール化と、実行時文脈の変化に関する仕様の実装のモジュール化を実現した。さらに、実行時文脈の変化に関する仕様に対して、半自動的にモデル検査の手法を適用することができ、ソフトウェアの信頼性向上に対しても貢献した。つぎに、20年度の研究成果であるLightweight Dependent Classesを発展させ、先の研究に層内の継承機構を新たに追加した型システムを設計し、それに基づくプログラミング言語の実装を行った。
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