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2009 Fiscal Year Annual Research Report

実行時間の差分を利用した不正な動的解析の防止

Research Project

Project/Area Number 20700034
Research Institution熊本高等専門学校

Principal Investigator

神崎 雄一郎  熊本高等専門学校, 人間情報システム工学科, 助教 (90435488)

Keywordsソフトウェア保護 / 著作権保護 / 難読化 / 動的解析 / 耐タンパ
Research Abstract

本研究の目的は,通常に実行した場合と,攻撃者がプログラムを解析しながら実行した場合との実行時間の違いを用いて,動的解析を防止することである.デバッガによるステップ実行など実行の一時停止を伴う動的解析を行った場合に,プログラムの(部分的な)実行時間が通常の実行時の実行時間よりも長くなることを利用して解析を困難にする.
2年目である平成21年度においては,主として試作システムの実装およびアルゴリズムの拡張を行った.具体的な研究成果を次に示す.
1. 試作システムの実装と評価
前年度に行った提案方法の設計に従って,保護対象のプログラムに提案方法を適用するための系統的な手順の詳細を検討した.それに基づいた試作システムを実装し,保護されたプログラムが期待通りに動作することを確認した.また,保護されたプログラムの解析の困難さに関して,静的解析の困難さおよび動的解析の困難さの両面から考察を行った.
2. マルチスレッドを活用した保護方法の拡張
実行時間が不自然に長い場合に動的解析が行われていると判断し,実行に失敗させる仕組みについて,マルチスレッドを有効に活用し,より高度な保護ができるようにアルゴリズムを改良した.具体的には,プログラム中の基本ブロックを分解して複数のスレッドで並列に実行させるようにし,片方のスレッドの実行時間が攻撃者の動的解析によって長くなった場合に,ある時点で実行に失敗するようなアルゴリズムを検討した.
以上に挙げた研究成果の一部を,情報科学技術フォーラム等において発表した.

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 実行時間差に着目したコードの隠ぺい方法2009

    • Author(s)
      神崎雄一郎
    • Organizer
      第8回情報科学技術フォーラム(FIT2009)
    • Place of Presentation
      東北工業大学(仙台市)
    • Year and Date
      2009-09-02

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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