2009 Fiscal Year Annual Research Report
ビルディングブロック方式によるスケーラブル高精細映像配信基盤に関する研究
Project/Area Number |
20700066
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
近堂 徹 Hiroshima University, 情報メディア教育研究センター, 助教 (90437575)
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Keywords | リアルタイムマルチメディア通信 / オーバーレイネットワーク / P2P / 映像配信 |
Research Abstract |
本研究は,マルチアングル映像や多地点映像などのマルチソースストリーム配信のための,ビルティングブロックモジュール(以下BBM)方式に基づくストリーミングゲートウェイの構築と受信システムの実装および評価を通して,スケーラブルな映像配信基盤の提案を目的としている。本年度は以下の研究を行った。(1)マルチソース映像受信システムの設計と実装:柔軟な視聴画面のカスタマイスや視聴者間のインタラクティフコミュニケーションを可能にするIPマルチキャストネットワークトでのマルチソース映像配信システムを設計し,実装を行った。主観評価からユーザ視点から臨場感の向上等一定の効果が確認できた。さらに,トランスコード機能を実装するストリーミングゲートウェイの負荷実験を行い,ソフトウェア処理による限界値の指標を求めた。(2)BBM方式に 基づくストリーミングゲートウェイを用いた映像配送基盤の設計と評価:(1)で実装したシステムにBBM方式のストリーミングゲートウェイを組み合わせることで,柔軟なストリーム処理が可能な映像配送基盤を設計し,有効性について検証した。 これらの設計と評価を通して,本提案手法の有効性について検証した。
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