2008 Fiscal Year Annual Research Report
バネモデルによるしなやかさをもった魅力ある仮想身体モデル生成についての研究
Project/Area Number |
20700092
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松永 康佑 Kyushu University, 芸術工学研究院, 学術研究員 (40464391)
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Keywords | コンテンツ / 仮想身体モデル |
Research Abstract |
当該研究分野において最先端の発表・展示が行われるSIGGRAPH国際会議(米国)及び、SIGGRAPHASIA国際会議(シンガポール)に参加し、コンピュータグラフィックスにおける柔軟性をもったしなやかさを表現するための最先端の研究などの発表を聞き、他の研究者との意見交換を行った。国際会議に参加し、本研究の目的とするしなやかさをもった仮想身体に関する研究は、他の研究と比べ新規性があり、今後さらに重要性が高まることを再確認できた。 実験環境を整えるため、実験装置、ハイスピードカメラ等の準備を行った。 仮想身体モデル作成のため女性の身体計測を行った。計測項目は3次元デジタイザによる身体形状測定と、モーションキャプチャによる身体動作測定と、デジタルカメラによる皮膚質感の取得になる。身体形状測定においては全身及び、特に顔、胸部、轡部を集中的に記録し、重力による形状変化を加味するため、上向き、下向き、横向き状態についてそれぞれ行った。身体運動測定においては歩行、走行、ジャンプ、投げ、蹴り、揺れなど基本的な運動データを3次元的に記録するとともに、ハイスピードカメラを用いた撮影を行った。 実験の結果、顔、胸部、臀部の形状変化を十分観測できたため、測定データの解析及び、自身のバネモデルへの適用を進めた。バネモデルによる仮想身体モデルをより精度の高いものとするため、今後も身体計測実験を重ねつつ、研究成果は2年度目に国際学会等で発表する予定である。
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